大阪のマンション・大規模修繕・ベランダ防水工事
トゥインクルブログ
更新日: 2024.10.10 公開日:2024.03.13
マンションの大規模修繕には、まとまった費用が必要ですよね。
最近は物価も上がっており「なかなか資金が貯まらない」「修繕計画の見通しが立たない」とお困りの管理組合様も多いのではないでしょうか。
そんな方に朗報!一度の大規模修繕でまるっと全ての工事を行わなくてもよいのです。
優先順位をつけて、部分的に工事を進めていくという選択肢もありますよ。
今回は、大規模修繕における予算を抑えるポイントと、正しい見積書の見方を解説します。
大規模修繕積立金が足りないと困っている管理組合様は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
まずは、大規模修繕積立金が足りなくなる理由について解説します。
平成30年度マンション総合調査によると、およそ25%のマンションで管理費・修繕積立金の3ヶ月以上の滞納が発生しています。
とくに築年数の古いマンションでは滞納が発生しやすく、必要な資金を集められないケースは決して珍しくありません。
滞納者を放っておくと、収支のギャップはどんどん広がっていくため、早めに対策することが大切です。
修繕積立金が足りないのは、そもそもの設定金額が少なすぎる可能性もあります。
当初は適切な金額を設定していても、物価高騰などで修繕費が予想を上回ることがあるからです。
長期修繕計画のガイドラインでは5年ごとの見直しが推奨されていますが、ズレが大きくなる前に見直しましょう。
多くのマンションでは、新築時に積立金を安く設定し、後から値上げしていく「段階増額積立方式」が取られています。
しかし、いざ値上げをしようとすると、住民の同意が得られないことも。
値上げを先送りにし続けると、時間とともに資金が足りなくなってくるケースもあります。
大規模修繕の積立金が不足したとき、どのような対策方法が考えられるでしょうか。
まず考えられるのが、まとまった資金を住民から一時金として集める方法です。
先々の資金が足りなくなりそうだと早めに判明した場合は、積立金の増額も検討するとよいでしょう。
一時金も値上げも、総会で決議をとらなければならず、住民から反対の声が上がることもあるでしょう。
そんなときは工事内容を優先箇所のみに絞り、工事費用を安く抑えるのがおすすめです。
工夫次第で、建物の価値や美観はしっかりと守りながら、予算を抑えた修繕内容にすることができます。
複数の施工会社から見積もりをとるのも、大規模修繕の費用を抑えるのに効果的な方法です。
複数の見積書を見比べることで、施工内容の違いや費用相場がわかるようになります。
また工事提案のバリエーションが豊富な会社から見積もりをとることで、コスパの良い修繕に導くこともできるでしょう。
大規模修繕の工事内容を絞って予算を抑える場合、重要なのは優先順位です。
まずは緊急度や重要度が高い部分を優先して工事しましょう。
たとえば外壁材の剥がれを放置すると、外壁の一部が落下する恐れがあります。
屋上の防水層が劣化したままだと、雨漏りや躯体の傷みにつながるかもしれません。
建物の美観を高めるために共用廊下やエントランスの改修工事を行うのもいいですが、住民の命や建物の存続に関わる部分が最優先です。
正しく優先順位を付けるには、専門業者による建物診断を受けるとよいでしょう。
建物の状態をきちんと把握し、予算に合わせて工事の計画を立てることができます。
大規模修繕の見積書を見るときは、工事内容や価格が適正かどうかチェックすることが大切です。
内訳が詳細に記載されていないと、多めに請求されていたり追加費用がかかったりする可能性があります。
【見積書のチェックポイント】
「一式」とまとめて記載されている場合は、内訳を聞いてみましょう。
ここで重要なのが口頭ではなく、書面に残してもらうこと。
口頭のみだと後から撤回される恐れがあるので、証拠として内容を細かく記載してもらいましょう。
また、消費税が含まれた見積書であるかのチェックも欠かせません。
予算ギリギリの状態で後から消費税込みの金額が提示されると、費用が足りなくなることも。
見積書を見るときは、細かい点まできちんとチェックしましょう。
修繕積立金がなかなか集まらなくて大規模修繕を行うのが難しいと思っている管理組合様は一定数いらっしゃいます。
工事を先延ばしにしすぎると資産価値の低下や事故のリスクも出てくるので、部分的に工事を行っていくのも手段の一つです。
予算内で賢く工事を進めるためにも、建物診断を行って優先順位をつけましょう。
トゥインクルワールドでは、工事前に外壁診断士がマンションの状況を診断し、診断内容に基づいて無料で見積もりを行います。
予算をお聞きした上で工事内容をご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。