大阪のマンション・大規模修繕・ベランダ防水工事
トゥインクルブログ
更新日: 2024.10.10 公開日:2024.02.20
マンションのメンテナンスに欠かせない、外壁塗装。
建物の品質を保つために必要だとわかってはいても、まとまった費用がかかるため、「いつが最適なタイミングなのだろう?」と迷うオーナー様も多いでしょう。
今回は、そのような賃貸オーナー様に向けて、周期を考える目安や塗料についてご紹介します。
目次
国土交通省「令和3年度マンション大規模修繕工事 に関する実態調査」によると、12~15年目の実施を推奨しています。
実際に、外壁塗装を含む大規模修繕工事がどのくらいの周期で行われたのかについて見ると、令和3年度で最も多かった平均修繕周期は13年。全体の約7割のマンションが、12〜15年で行っているのがわかります。
マンションの外壁塗装は、防水工事をはじめ、シーリングの打ち替えや下地・タイルの補修といった大掛かりな作業になるため、住人への事前連絡など、細かな配慮が欠かせません。
そのためマンションの外壁塗装をするときは、大規模修繕工事としてまとめてメンテナンスするのがおすすめです。
所有するマンションの外壁塗装・修繕を行うかは、どのように判断すればよいのでしょうか。ポイントは、外壁の「劣化状況」と「塗料の耐用年数」です。
マンションの外壁は、長年紫外線や風雨の影響を受けるため、徐々に経年劣化が進みます。
外壁に以下の症状が見られたら、大規模修繕or外壁塗装 を行うべきサインです。
名称 | 外壁の状態 |
チョーキング | 外壁をなでると指にチョークのような白い粉がつく |
ひび割れ(クラック) | 外壁にひび割れがある |
塗膜の剥離・膨張 | 塗装面が剥がれたり、膨張したりしている |
シーリング材の剥がれ・割れ | シーリング材が劣化し、剥がれたり割れたりしている |
これらの症状は放っておくと劣化が進み、雨漏りなどのリスクが高まります。躯体の奥にまで雨水が侵入すれば、耐久性が落ち、マンションの資産価値も大幅に低下するでしょう。マンションの外壁は見えない部分も多いため、ご自分でチェックするだけでなく、専門の診断士による点検がおすすめです。
現在、マンションの外壁塗装によく使われている塗料には、主に以下の4種類があります。
塗料 | 耐候年数 |
ウレタン | 約7年 |
シリコン | 約12年 |
フッ素 | 約20年 |
無機 | 約25年 |
これまでは比較的安価なアクリル塗料やウレタン塗料がよく使われてきました。しかし最近では、耐用年数が長い塗料の方が人気で、耐用年数10年以上の塗料が主流になっています。
塗料は種類によって耐用年数が大きく異なるため、耐用年数に合わせて外壁の点検を依頼するのもおすすめです。
ただし外壁は常に紫外線や風雨にさらされていますし、日陰や日向などの環境なども様々です。塗料の耐用年数を目安の1つとして考えながら、マンションの状態をチェックしましょう。
建物の資産価値を保つために欠かせない外壁塗装ですが、入居者のいるマンションで行う工事は、トラブルを防ぐために細かな配慮も必要です。
マンションの外壁塗装の流れと、注意点を見ていきましょう。
マンションの外壁塗装は、一般的に以下の流れで行います。
マンションの規模にもよりますが、一人暮らしの賃貸20戸で工期が2~3ヶ月。50戸になると、3~4ヶ月ほどの工期になります。
具体的な施工や工事の流れ、手順についてはこちらでも詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
マンションの外壁塗装は、足場を設置した上から安全のために養生シートをかけるため、時には半年間ベランダが使えなかったり、景観を損ねたりといった不都合が生じます。後のトラブルを避けるためにも、外壁塗装の実施が決まったら、あらかじめ入居者に告知しておきましょう。
告知しておきたい内容は、以下の4つです。
日常生活に特に影響するのが、ベランダが使用できないこと。マンションの外壁塗装では、工事期間中ベランダの使用が制限されるため、洗濯物が干せなくて困ったり、特有のにおいや音をつらく感じたりする入居者もいるでしょう。ですがベランダや窓は、適切に養生しないと十分に塗装できません。
工事の内容と期間が決まったら、掲示板での告知やポスティングを行い、入居者への周知を徹底してください。
なお入居者の中には、あまり掲示板を見る習慣がない人もいます。修繕工事に関する通達は、掲示板に貼りだすだけでなく、各世帯へのポスティングがおすすめです。
弊社では、工事期間中も安心して入居者様に過ごして頂けるよう、工事の内容と期間が決まりましたら弊社の方から掲示板での告知やポスティングを行い、入居者様への周知を行います。
マンションの外壁塗装は12~15年の周期が一般的で、特に13年の周期で実施するマンションが多いです。実際に外壁塗装のタイミングを判断するには、外壁の状態や使用した塗料の耐用年数が目安になります。しかし外壁は日常的に風雨にさらされますし、劣化具合は日光の当たり方で変わります。そのため、外壁塗装で大切なマンションの資産価値を保つには、専門家に点検してもらうのが一番です。
▶外壁塗装でマンション・アパートの入居率アップの記事はこちら
適切な建物診断が下せるように、トゥインクルワールドには一級建築施工管理技士だけでなく、業界でも珍しい、雨漏り診断士や外壁診断士も多数在籍しています。
また管理組合との調整や入居者への諸連絡など、マンションならではの注意点にも、きめ細やかな対応が可能です。
マンションの外壁塗装にお悩みの方は、ぜひお気軽に、トゥインクルワールドへお問い合わせください。