ウレタン防水のトップコートとは?塗り直す理由や塗り替え時期を徹底解説!

屋上やベランダなどに行われている防水塗装。

防水塗装をやり直すにはそれなりにコストが必要で、毎回のメンテナンス費用が気になるマンションやビルのオーナー様もいらっしゃいます。

補修工事の度に防水塗装をやり直すのではなく、定期的にトップコートの塗り替えを考えてみませんか?

今回はなぜトップコートが必要なのか、そもそもウレタン防水のトップコートの役割とは何か、ご紹介していきます。

ウレタン防水とは?

ウレタン防水とは?

ウレタン防水とは、屋上やベランダなど雨水にさらされる場所に用いられる防水塗料のこと。

弾力性のあるウレタン樹脂の塗料を重ねて塗ることで、防水性能を発揮します。

ウレタンの塗料は液体なので、平面だけでなく凸凹した複雑な場所にも塗れるのがメリット。

シートのように継ぎ目がなく、隙間から水が染み込む心配もありません。

ウレタン防水にトップコートを塗る理由は?

ウレタン防水の弱点は、紫外線です。

屋上やベランダは紫外線をたくさん浴びる場所なので、どんどん劣化していってしまいます。

そこでトップコートの出番!

トップコートがウレタン防水層を紫外線から守り、ぐんと長持ちさせます。

またツヤや色の均一性など見た目の美しさを保ち、はがれやひび割れを防ぐ効果も。

屋上付近の部屋の温度が高くてお困りの場合は、遮熱タイプのトップコートを使用するのもおすすめです。

サービスについて

ウレタン防水のトップコートの種類

ウレタン防水に用いられるトップコートには、主に「①アクリルウレタン系、②フッ素系」の2種類があります。

①アクリルウレタン系

一般的に用いられるのが、アクリルウレタン系のトップコートです。

耐用年数は3~5年と短めですが、コストは抑えられます。

②フッ素系

フッ素系のトップコートはアクリルウレタン系よりも強力で、防水層をしっかりと守ってくれるのが特徴。

コストは高くなりますが、耐用年数が10年ほどと言われており、メンテナンスの期間が長いのが大きなメリットです。

ウレタン防水トップコートの劣化現象と塗り替え時期

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ウレタン防水のトップコートは、どのタイミングで塗り替えるべきなのでしょうか。

セルフチェックできる劣化現象と、塗り替え時期の目安をお伝えします。

こんな症状があったら劣化しているかも!

チョーク、チョーキング現象
  • 見て分かる症状トップコートのはがれ、浮き、膨れトップコートのすり減り苔や雑草が生えている
  • 触って分かる症状チョーキング現象

目視した際、トップコートのはがれや浮き、膨れがあれば劣化しています。

ほかにも人が歩く場所などがすり減って色が黒くなる、色があせるなどの現象も要注意です。また苔や雑草が生えているのも劣化現象のひとつ。

雑草が根を張っていると防水層を破壊している恐れもあるので、水が染み込みやすい状況になっているかもしれません。

ほかにも触って分かる劣化現象もあります。

チョーキング現象という、表面を触った際に指に白いものがついてくる現象です。

古くなったトップコートが粉になり起こるので、塗り直しのサインと捉えましょう。

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塗り替え時期の目安

塗り替え時期はトップコートの種類によって異なりますが、一般的には3~5年を目安にするといいでしょう。

ただし必ずしも3~5年メンテナンスをしなくていいわけではありません。

先ほど紹介した劣化現象が見られたら、一度業者にメンテナンスが必要か相談すると安心です。

ウレタン防水のトップコートに関する質問

ここでは、ウレタン防水のトップコートでよく聞く質問をまとめました。

Q.DIYじゃダメですか?

A.結論から言うと、おすすめはできません。

たしかにホームセンターでもトップコートが販売されていますが、ただ塗ればいいわけではないからです。

はがれた部分を研磨し、きれいにしてから下地処理を行い、そこからはじめてトップコートを塗る作業に入ります。

またトップコートの中には2種類の液体を均一に混ぜて、使用期限内に塗り終えなければならないものも……

短いものは数時間で使用期限がくるため、熟練の業者に任せたほうが安心です。

さらにウレタン防水層まで劣化していると、トップコートの塗り替えだけでは不十分。

防水層まで劣化しているかどうか見分けるのは難しいので、一度ご相談いただいたほうが安全かと思います。

Q.費用目安を教えてください

A.トップコートの施工単価は1,500~2,000円/㎡ほどです。

ただし商品によって単価が異なるので、目安より高くなることもあります。

また施工費用はトップコートの商品価格だけでなく、作業費用や人件費、交通費なども発生します。

正確な費用は業者にお問い合わせください。

Q.施工期間はどれくらいかかりますか?

A.施工期間は4~5日程度を目安にお考えください。

トップコートの乾燥時間は時期によって異なり、夏場は早く乾燥し、冬場はやや時間を要します。

Q.トップコートのメンテナンスサイクルは守らないとダメ?

A.メンテナンスサイクルを守ることで、結果的にコスト削減に繋がる可能性があります。

トップコートのメンテナンスサイクルは3~5年とやや短期間なので、お客様の中には防水工事をするときまでメンテナンスをしない方もいらっしゃいます。

しかし防水層から水が染みてコンクリートにひび割れが起こると、防水層の修復だけでなくクラック補修も必要に。

余計な補修費用が必要となるので、メンテナンスサイクルは守ることをおすすめします。

また定期的にメンテナンスすることで、不具合を早期発見できるのでぜひご検討ください。

ウレタン防水のトップコート塗装はトゥインクルワールドへご相談ください!

ウレタン防水のトップコートは施工経験が豊富な業者に任せるのが一番です。

「そろそろメンテナンスが必要かな?」

とお考えの方は、ぜひトゥインクルワールドへご相談ください!